■橋梁はなぜ凍結するのか?

結露凍結
凍結は水分がなければ起こりません。水分は降雨・降雪によるものと、結露によるものがありますが、それらの水分が橋梁本体の温度低下に伴って凍結をおこします。

橋梁の凍結を検討する上でより重要なのは結露による凍結です。橋梁は、その前後の地盤部と比較して熱容量が小さい=熱しやすく冷めやすいために、冬季間特に放射冷却のあった日の橋梁の温度は著しく低下します。つまり「前後の地盤部が全く凍結していなくても橋上だけは凍結している」という状態が頻繁に発生することになるのです。

床版形式による耐凍結性
特に、鋼床版橋梁はRC床版橋梁に比べて熱容量が小さく、凍結を起しやすい構造と言えます。中でも箱桁形式やUリブを使用した形式の場合は、桁下の空気による対流熱や、桁下の道路や河川からの輻射熱を遮断する形になり、より凍結しやすい状況になっています。

橋梁の凍結を車のドライバーの立場から見ると、橋梁とその前後の路面状況に大きな不連続性が生じていることから非常に危険な状態になっていると言うことができ、事実、残念なことに冬季間における交通事故は後を断ちません。

凡例
 
Copyright (C) 2001 Fukui Tecco Corporation. All Rights Reserved.