設計DESIGN

地域を支えていく多様な製品の図面を制作。幅広い知識と応用力で、時代に対応する。

地域を支えていく多様な製品の図面を制作。幅広い知識と応用力で、時代に対応する。

平成26年度入社

井土 拓己

鉄構事業部
設計グループ 設計チーム主任

福井大学大学院博士前期課程
建築建設工学専攻修了

もとより県内企業への就職を希望。大学院での研究対象であった鋼構造物関連の企業を探した結果、当社に行き着いた。ウェブサイトを確認し、幅広い分野のインフラ事業を行っていることに興味を持って応募へ。

構造物の仕様書をもとに計算し、
工場で製作するための図面を引きます。

設計チームは、工場で製品を作るための図面を用意する部署です。仕事の流れとしては、まず、お客様から頂いた構造物の仕様書について不備がないかをチェック。疑問点などを洗い出し、お客様に質問します。その返答をふまえ、設計計算を行ってCADで製作図面を作成し、最終的に製品をパーツに分解していきます。板材などの材料がどれだけ必要なのかを計算し、プラモデルで言えば、箱を開けたばかりの状態を導き出していくのです。鉄は溶接で加熱される際に縮むので、変形する割合を考慮することが必要となります。この他、工場での製作中や現地での施工中などにも、様々な相談に対応します。

多様な種類の設計を行っているから、
幅広い知識と応用力が身に付いていきます。

弊社における設計の強みとして挙げられるのは、橋梁や水門・除塵機、鉄塔、道路標識柱など多様な種類の設計を行っていることだと思います。それぞれ、基準書(設計のルール)が異なるので、幅広い知識が備わります。また、製品は全て一点物ですから、環境や事情に合わせるための応用力が高まります。

反面、幅広い知識や高い応用力が求められるからこそ、設計のメンバーには、わからないことを自分で調べる能力が必要だと感じます。訊ねれば先輩はすぐに教えてくれますが、できるだけ自ら調べることで、大きく、早く、成長できると考えます。

ずっと地域のために残っていくものだからこそ、
今後は修繕対応の優れたノウハウ構築を。

仕事ができるようになれば、設計は基本的に一人で行うようになります。自分が手掛けたものがかたちになるのは、大きな感動を覚えます。ずっとここに残って、地域の役に立っていくことを考えると愛着も生まれます。

長期スパンで使われるものだからこそ、昨今、長寿命化などの修繕工事関係が増えてきています。弊社で造ったものだけではないので、図面も残っていないことがあり、新設よりも修繕は難しいとも言えます。修繕工事のノウハウ構築は、設計の部署としてひとつの目標です。現場調査を行い、より良いアイデアが出せれば、修繕のクオリティも上がります。