品質保証GUARANTEE OF QUALITY

厳格な目で製品を検査する門番。自分たちの後ろにはお客様しかいない。

厳格な目で製品を検査する門番。自分たちの後ろにはお客様しかいない。

平成28年度入社

角野 友哉

鉄構事業部
品質保証チーム

科学技術高校卒

高校の授業で体験した溶接。先生から高評価を受けてのめり込んだ。就職先も溶接業務のある会社を探し、県内でダントツの実績を誇る弊社を発見、応募へ。現在は、品質保証部問で仕上がりに対する見る目を磨く。

工場で造られる製品の寸法や機能を、チェック。
緻密な検査によって品質を堅持する。

工場で仕上がった製品の品質を保証する部署です。設計が描いた図面をベースに検査書類を作成し、製品が完成するタイミングで検査を実施します。検査書類は、橋梁や水門など製品ごとの基準書をもとに作られ、それに照らし合わせながら、寸法や機能などに欠陥や不具合がないかを確認していきます。最終プロセスとしては、実際に組み立てる「仮組み」をして、設計図面通りに組み立てられているかどうかをチェック。お客様立ち合いのもとで検査を行い、問題がないことを確認して頂きます。弊社工場内のみではなく、必要に応じて外注先へ赴いて検査を行うこともあります。問題がなければ、施工管理スタッフによって現地へ輸送されます。

全ての製品が一点物。図面も仕様も毎回、異なる。
困難な仕事だからこそ、達成感が大きい。

「仮組み」を行う理由としては、例えば、製品のそれぞれの部品は図面通りに仕上がっていても、溶接時に起こるひずみが積み重なることで、寸法がズレたりする可能性があるからです。

特に、弊社で製造している社会インフラは基本的に全て一点物なので、毎回、図面も仕様も異なります。また、それゆえに人の手による溶接が必要となります。ルーチン化ができないものづくりを実現するために設けられたのが、品質保証という部署です。据付に回す前の最終チェック機関として配置されています。シビアな確認が必要となるからこそ、立ち合い検査で、仮組みした製品に問題ないことをお客様に伝え、納得してもらえた時の達成感は大きいです。

多領域の製品を見続けて生まれるスキルが、
お客様からの信頼に応え続ける。

欠陥や不具合を見落とさないために重要なスキルは、設計図面を見る力です。熟練スタッフは、ぱっと目を通しただけで、問題発生の可能性がある部分を発見します。図面上ですでにおかしいと分かる部分だけでなく、図面上で問題なくても実際に建てた時に不都合が発生する部分にも気付きます。これは、機械・土木・建築と広い領域を扱うことで築き上げた知識の成せる技。多様な領域の製品の本質を掴んでいることで、ポイントを見抜くことが可能となるのです。このようなスキルを持つ品質保証スタッフが製品検査の門番として存在することが、弊社がお客様からの高い信頼を維持している理由の一つです。