生産技術PRODUCTION ENGINEERING

コマツの建設機械を高品質で量産。司令塔として、生産ラインを設計・管理。

コマツの建設機械を高品質で量産。司令塔として、生産ラインを設計・管理。

平成20年度入社

細江 祐司

鉄構事業部
管理グループ生産技術チーム

福井県立産業技術専門学院
メカトロニクス科卒

学生時代に学んだ機械加工の技術・知識を役立てる仕事を求め、就職説明会へ。「導入予定の大型工作機械のオペレータを探している」という弊社社長の言葉に背中を押され、入社。製造を経て、現部署へ。

量産ラインの立ち上げから、新技術の導入まで。
あらゆる角度から工場の生産性アップへ。

弊社では、コマツの建設機械の部品を量産しており、その生産ラインの設計・管理を生産技術の部署が担当しています。具体的な仕事内容としては主に4つ。一つ目は、新製品が登場した場合の試作の立ち上げ。コマツが描いた設計図面を確認し、必要な治具、弊社設備で製造が可能かなどについて検討し、効率の良い生産工程を考案します。二つ目は、改善。品質の不安定な生産ライン、利益率の悪い生産ラインをチェックし、改善策を導き出します。三つ目は設備保全です。故障で生産ラインにロスが出ないよう、部品の準備や修理の即応体制を整えています。四つ目は、ロボットなど新しい設備・技術の導入です。費用対効果を考えながら、生産効率が向上する提案をしています。

各分野で腕を磨いた専門技術者によって構成。
そこに、コマツの先端技術が注ぎ込まれる。

生産技術のメンバーは、設計、溶接、機械加工など、各部署から集まったスタッフで構成されています。それぞれが各分野における応用力を備えているので、何か問題が発生した際もスピーディ且つ柔軟に対応可能です。その力は、世界で求められるコマツブランドの製品を扱う中で、大いに活きています。また、コマツ独自の先端技術も数多く導入しています。弊社に蓄積された技術に、コマツの技術が加わり、高品質の製品が作られているのです。そういった恵まれた環境においても、改善の作業は常に行われます。現場の映像を撮って分析したり、治具を改めたり、生産のノウハウを応用したりして、さらに向上する方法を探っています。

目指すは、さらなる自動化を進めた未来。
優れた環境づくりのため、各自のスキルアップを。

目指す未来の一つとして、高性能ロボット導入による省人化が挙げられます。製造において、人件費は直接利益につながるため、ロボットの自動化の割合が増えれば人件費が削減でき、生産スピードも向上し、品質も安定します。しかし、溶接の自動化を進める上では、人が判断し作業した方が良い場面もあり、バランスが重要となります。各分野の専門技術者が集まっている部署として腕の見せ所といえます。

自社の生産技術レベルを上げてくためには、各個人のスキルアップも大事なので、知識・技術に対する向上心のある人が向いていると思います。